VOL. 6 - 鷹匠山(鶴岡市)
YAMAMORI TRAVEL第6回目の舞台は、鶴岡市朝日地域にある鷹匠山(たかじょうやま)。まずは大網地区の大日坊にて、鷹匠山やこの土地について話を伺い、その後森林ガイドさんとともに六十里越街道を歩いて田麦俣地区に移動。多層民家を眺めながらのランチタイムです。午後は多層民家で地元の材を使った果物フォークづくりのワークショップを行います。
集 合:2013年11月17日(日) 9:00 瀧水寺大日坊(山形県鶴岡市大網字入道11)
解 散:16:00同所
参加料:3,500円(傷害保険費、ランチ代、体験教室参加費含む)
解 散:16:00同所
参加料:3,500円(傷害保険費、ランチ代、体験教室参加費含む)
多層民家「旧遠藤家住宅」/金三郎十八代目/瀧水寺大日坊/やまがた公益の森づくり支援センター(五十音順、敬称略)
2013年最後のYAMAMORI TRAVELは、鶴岡市の朝日地域が舞台です。
合併前は庄内地方で最も大きな面積をもち、
その大部分を山地に覆われた朝日村でした。
合併前は庄内地方で最も大きな面積をもち、
その大部分を山地に覆われた朝日村でした。
11月の中旬ですが、イベントの数日前に降雪があり、実施が危ぶまれました。
が、当日は見事な青空!
集合時間の9時に続々と参加者があつまります。
場所は名刹・大日坊の仁王門前です。
が、当日は見事な青空!
集合時間の9時に続々と参加者があつまります。
場所は名刹・大日坊の仁王門前です。
大日坊の正式名称は、「湯殿山総本寺瀧水寺金剛院大網大日坊」。
出羽三山参道「七口八方」の一つ「大網口」に位置しています。
TRAVEL 3で訪れた「本道寺」とも関係の深い場所です。
出羽三山参道「七口八方」の一つ「大網口」に位置しています。
TRAVEL 3で訪れた「本道寺」とも関係の深い場所です。
さっそく本堂に入り、祈祷してもらった後、和尚さんから湯殿山・出羽三山信仰の話、
徳川将軍家の祈願寺だった話など、想像をはるかに超えるスケールのお話を伺いました。
これから行く鷹匠山は今でも鷹が多く、一説には昔鷹の羽根が弓矢の風切りに重宝され、
献上されていた朝廷から御礼としてこの地につけられた名が「出羽国」だったとか。
また本堂奥に安置されている即身仏を拝見し、
ここでも和尚さんから即身仏となるまでの行いや
ミイラとの違いを丁寧に解説してもらいました。
徳川将軍家の祈願寺だった話など、想像をはるかに超えるスケールのお話を伺いました。
これから行く鷹匠山は今でも鷹が多く、一説には昔鷹の羽根が弓矢の風切りに重宝され、
献上されていた朝廷から御礼としてこの地につけられた名が「出羽国」だったとか。
また本堂奥に安置されている即身仏を拝見し、
ここでも和尚さんから即身仏となるまでの行いや
ミイラとの違いを丁寧に解説してもらいました。
大日坊を出て、森林ガイドの白壁さん(カベさん)と秋晴れのなか歩きはじめます。
周囲はまだ紅葉の山々ですが、雪化粧がまぶしいくらい。
この季節ならではのさまざまな発見をカベさんと味わいます。
周囲はまだ紅葉の山々ですが、雪化粧がまぶしいくらい。
この季節ならではのさまざまな発見をカベさんと味わいます。
出発して最初に着いたのはパワースポットとしても有名な「皇檀の杉」。
大日坊の旧境内にあって、樹齢は不詳ながら(1800年との伝説も)、高さ27メートルを誇る見事な巨杉です。
すると誰かが奥に広がる畑端に、集団で戯れる野生のサルを発見!
その後も足の長い蜘蛛を観察したり話題に絶えない森のなかです。
大日坊の旧境内にあって、樹齢は不詳ながら(1800年との伝説も)、高さ27メートルを誇る見事な巨杉です。
すると誰かが奥に広がる畑端に、集団で戯れる野生のサルを発見!
その後も足の長い蜘蛛を観察したり話題に絶えない森のなかです。
今回歩くのは、鷹匠山のふもとの、かつて庄内と内陸を結んだ古道「六十里越街道」です。
今は自然に帰った大日坊の旧境内地を通り過ぎ、山の中へ進んでいきます。
ところどころ雪に覆われた道を踏みしめます。
色とりどりの秋の草木や風の音を楽しむひと時です。
賽ノ神峠を越えて、午後の目的地・田麦俣を目指します。
今は自然に帰った大日坊の旧境内地を通り過ぎ、山の中へ進んでいきます。
ところどころ雪に覆われた道を踏みしめます。
色とりどりの秋の草木や風の音を楽しむひと時です。
賽ノ神峠を越えて、午後の目的地・田麦俣を目指します。
雪に足をとられながらも、ようやく田麦俣の多層民家「旧遠藤家住宅」に到着!
お昼は産直あさひグーさんによる地元食材をふんだんに使ったお弁当をいただきます。
さらに寒い時期にはたまらない温かなキノコ汁まであって、言うことありません。
お昼は産直あさひグーさんによる地元食材をふんだんに使ったお弁当をいただきます。
さらに寒い時期にはたまらない温かなキノコ汁まであって、言うことありません。
休憩後、囲炉裏端で木工ワークショップが始まります。
今日の体験メニューは、庄内柿の剪定木を使った果物フォークづくりです。
この材料は、地元の若き柿農家・金三郎十八代目の五十嵐大輔さんからいただいたものを、
くだものうつわの鈴木さんに板状に加工してもらったものです。
今日の体験メニューは、庄内柿の剪定木を使った果物フォークづくりです。
この材料は、地元の若き柿農家・金三郎十八代目の五十嵐大輔さんからいただいたものを、
くだものうつわの鈴木さんに板状に加工してもらったものです。
囲炉裏の火にあたりながら、自分の好みの形をスケッチして削っていきます。
できたものはやはり人それぞれ変わります。
柿材の模様も一つずつ違って味がありますね。
できたものはやはり人それぞれ変わります。
柿材の模様も一つずつ違って味がありますね。
今日のサプライズデザートは、五十嵐さんがつくる旬の庄内柿をそのままと、
五十嵐夫人・由紀子さんによる庄内柿ソースのブラマンジェ。
やはり本場の庄内柿は別格の味です。
柿のオレンジ色が古民家に映えますね。
五十嵐夫人・由紀子さんによる庄内柿ソースのブラマンジェ。
やはり本場の庄内柿は別格の味です。
柿のオレンジ色が古民家に映えますね。
最後の特別講師として、鷹匠の松原英俊さんが登場!
松原さんは多層民家のすぐ傍に住んでいます。
右手にはイタヤカエデでできた櫂を持ち、イヌワシの崑崙号を左腕に乗せ、鷹匠になるまでの話、
大好きな生き物の話、田麦俣での生活、ダイオウイカとのエピソード(!)など、
時間が足りないくらいのお話をお聞きしました。
今回は特に歴史と文化の原生にふれる旅となりました。
松原さんは多層民家のすぐ傍に住んでいます。
右手にはイタヤカエデでできた櫂を持ち、イヌワシの崑崙号を左腕に乗せ、鷹匠になるまでの話、
大好きな生き物の話、田麦俣での生活、ダイオウイカとのエピソード(!)など、
時間が足りないくらいのお話をお聞きしました。
今回は特に歴史と文化の原生にふれる旅となりました。